バンクーバーでは、たいていのリカーストアに行くと数種類の日本酒が店頭に並んでいることが多いですが、ビールやワインと比べると選択肢は限られてしまいます。
しかし、私がよく行くOakridge Center駅近くのBCリカーは、私の知る限りバンクーバーで1番の品揃えを誇ります。
この記事では、店の場所や品揃え、価格などについてご紹介します。
Cambie x W41st近く
場所はダウンタウンからCambieストリートを南へ数キロ行ったところ。
スカイトレインでのアクセスは、カナダラインのOakridge 41st駅が最寄りです。駅から徒歩数分、駐車スペースもたくさんあり便利です。
日本酒の売り場
店の1番奥に日本酒コーナーがあります。sakeと書いてありますね。

左がAsian Spiritsとして中国や韓国のお酒(紹興酒や白酒、眞露など)、右はコニャックなどがあります。そして中央の島とその後ろの棚には日本酒がずらりと並んでいます。

中央の島には、バンクーバーでも1番人気?の獺祭が!
価格は日本の約3倍!
ときどき社長に頼まれて買う、純米大吟醸45の一升瓶。日本では1本3,300円です。
しかし、こちらでの価格は、表示価格の102.99ドルに、連保消費税(GST)5%、州税(PST)10%が加わるので、118.44ドル(約10,000円)!3倍ですね。
私自身も獺祭は好きで、四合瓶を買ったこともあるのですが、 そのときも5,000円オーバーでした…
最近残業続きでストレス溜まり気味。帰りについBCリカーに寄ったら判断力を失い、獺祭45を購入。
— とおまわり (@toma_wari) July 7, 2021
日本だと1,650円だけれど、こっちでは約5,100円!四号瓶で5,000円超の日本酒なんか飲んだことないよ… pic.twitter.com/5yy32mHn2u
他にも日本各地の日本酒がいろいろ
他の棚も見ていきましょう。

極上吉野川は、91.99ドル(約7,800円)。


山形県の「出羽桜」、これも気に入っていて2度買いました。
焼酎や梅酒もあるよ
日本酒だけではなく、焼酎や梅酒、その他いろいろあります。
私は焼酎はめったに飲まないのですが、画像左上の芋焼酎「だんだん」はおいしかった記憶。

自宅に常備しているチョーヤ梅酒、Choya 23の瓶は39.66ドル(約3,400円)。日本で売っているもの(14%)より度数が高く、こちらは23%なので、一概に比較できないですね。
バンクーバーでチョーヤ梅酒が買えるという話はだいぶ前から聞いていましたが、本日初めて購入!1本36ドル(約2900円)、と約2.5倍もしますが、どうしても飲みたかった…
— とおまわり (@toma_wari) March 1, 2020
他にも日本酒だと獺祭50が$57、天狗舞が$50。日本で買うよりずっと高いけれど、ここまで品揃えがあるだけでもうれしいです。 pic.twitter.com/IFspc6qYZx
在庫確認はウェブサイトで

BCリカーのウェブサイト bcliquorstores.com では、現在取り扱いのある商品の、各店舗での在庫状況を確認できます。
ときどき、正しく反映されていないこともあるので、念のため確認の電話を入れたほうがいいかもしれません。その際は商品名だけではなく、商品ページに掲載されているSKU(管理番号)も伝えると確実です。カナダ人が日本酒の商品名を区別するのは難しいかと思います。
また、ウェブサイトには載っていないけれど店頭で販売されているものもあります。例えば上述の出羽桜、いつの間にかウェブサイトから消えてがっかりしていたのですが、店に行ってみるとまだ並んでいたということがありました。
輸入業者のサイトですべてのラインナップを見る

さらに、日本から日本酒を輸入している業者・Blue Noteのウェブサイト bluenotesake.com では、BC州で取り扱いのある日本酒やその製造元の一覧を見ることができます。
最新版はこちらのPDFです。https://bluenotesake.com/newsite2020/wp-content/uploads/2021/06/BN-BC-Sake-Portfolio-Website-June-25-2021.pdf
一時帰国のときに無理して買わなくても大丈夫
というわけで、バンクーバーでも意外と豊富なラインナップの日本酒が手に入ることについてご紹介しました。
前回の一時帰国の際はこの店の存在を知らず、バスタオルで巻いた瓶をスーツケースに入れて持って帰ってきました。
しかし、途中で割れてしまう可能性を考えると、たとえ価格が3倍であってもこちらにある店で買ったほうがいいかと思います。
あぁ、また帰国したらどこかの酒蔵見学に行きたいなぁ… お酒の中でも日本酒が好きなのですが、知識がないためこの本を読みましたよ↓