
バンクーバーの港をひっきりなしに飛び立っている水上飛行機。引っ越してきた直後から乗りたいと思っていました。
今回、飛行機好きの友人が帰国するにあたって、最後の思い出として遊覧飛行に参加しました。
もくじ
フライトを60秒の動画にまとめました
ツイッターに、20分のフライトを60秒にまとめた動画をアップしましたのでそちらもご覧ください。
フライトを1分間にまとめてみました。着水時が面白くて、高層ビル群の真横を通って水面へ降下するものだから、えっ不時着?みたいな気分に笑
— とおまわり🇨🇦バンクーバー (@toma_wari) January 27, 2020
今度は遊覧飛行じゃなくて、ビクトリアかウィスラーに行ってみたいな。#バンクーバー #Vancouver #HarbourAir #FlyHA #Seaplane pic.twitter.com/K7eWee7DCS
ダウンタウンの中心部に空港があります
バンクーバー・ハーバー水上空港(Vancouver Harbour Flight Centre)は、ダウンタウンのど真ん中、カナダプレイスにあるコンベンションセンターの一角にあります。空港コードは「CXH」。
ちなみに、管制塔は少し離れたビルの屋上に設置されているのですが、地上141mのところにある「世界で1番高いところにある管制塔」だそうです。出典:Wikipedia
ウェブサイトで遊覧飛行の申し込み

遊覧飛行の申し込みは、ハーバーエアーのウェブサイトで行えます。

いくつか種類がありますが、今回は20分のフライトでバンクーバー上空を飛ぶ「Vancouver Classic Panorama」を選択しました。
料金は、ターミナル使用料・税金など含め、大人2名で270ドル(約21,000円)でした。昔、大阪・八尾空港のセスナ機による遊覧飛行に乗ったことがあるのですが、ほぼ同じ料金だったのを思い出しました。
ターミナルで搭乗手続き

ターミナルに着いたら、チェックインカウンターで搭乗手続きを行います。
この空港は遊覧飛行だけではなく、ビクトリアやウィスラー、シアトルなど他の都市へ移動するための定期便も飛んでいるからか、設備も他の一般的な空港と同じですね。
奥には土産物売り場があり、ポストカードやマグカップなどよくある商品が並んでいました。

チェックインするとボーディングパスをもらえるのですが、出発直前にターミナルを出てすぐに回収されてしまいました。記念に欲しかったなぁ。

スタッフの誘導に従い機体へ向かいます。
意外と大きいプロペラ水上飛行機

こちらが今回の機材、デ・ハビランド・カナダ DHC-3T タービンオッターです。単発レシプロ機なので小さい機体と思っていましたが、近づくと意外と大きい印象です。
瀬戸内海で同じく水上飛行機の遊覧飛行を行っているせとうちSEAPLANESは、コディアックという別の会社の機材だそうです。

機内のシート配列は1-2。右上に見えるのは出発前の安全ビデオを表示しているタブレットです。天井が高いからか思ったより狭くはありません。
今回は閑散期なので満席にならず、座席指定なしで全員が窓側に座れましたが、おそらく繁忙期には座席指定になると思われます。

私は最後尾の右側へ。足元が広い非常口座席を確保しました笑
座席ポケットの中身も要チェックです。記念に持って帰りたいのを我慢です。

今回はGoProを窓に固定して動画も撮ってみました。
いよいよフライト

エンジンが力強い唸り声を上げたかと思うと、あっという間に離陸・・・ではなく離水しました。わずか10秒ほどでしょうか、普段乗るジェット旅客機とは違い、とても短い時間でした。

離水後すぐに西方向に向きを変えて、まずはスタンレーパークが見えました。これは灯台やトーテムポールがあるあたりですね。

真下にはライオンズゲートブリッジ!
ボウエンアイランド周辺へ
続いてバンクーバー市街地から北西にあるボウエンアイランド周辺へ。ウェストバンクーバーにあるライトハウス・パーク、そしてホースシュー・ベイが見えます。
このあたりでは山の影響か、機体が上下に揺れてヒヤリとしました。
ホースシュー・ベイとボウエンアイランドの間をぐるっと旋回し、再びバンクーバー方面に戻ります。
ダウンタウンを見下ろす

右手にUBCが見えます。いつもバンクーバー国際空港に西側から進入し着陸するときは左側なので、なんだか新鮮です。

今度はスタンレーパークが北方向に。離水直後と違って高度があるため、公園全体のかたちがよくわかりますね。

そして、お待ちかねのダウンタウン上空です。図書館やスタジアムなどランドマークがはっきり見えます。

こちらは左下がコマーシャル・ブロードウェイ駅やトラウト・レイク、遠くにはバーナビーのメトロタウンが見えます。
私の自宅はこの方面なのですが、後で確認するとわずかに写っていました笑

チャイナタウンの上空で再び大きく旋回。今度はダウンタウンが右方向に見えます。

再びスタンレーパーク上空をまわって、着水します。

ビル群のすぐ近くを通過するので不思議な感覚です。これも大きな空港に着陸するジェット旅客機とは大違いですね。
コックピットを見学

パイロットの方に頼んで、コックピットを見学させていただくことができました。飛行機好きとしては1度は操縦してみたいところです。
左右どちらに座っても景色が楽しめます
フライト時間が20分間と短いため、座席によっては見えない景色があるかもと思っていましたが、そんなことはなくどちらに座っても大丈夫でした!
ただ、今回のように秋〜冬の時期に乗ると、かなりの確率で曇りまたは雨なので、せっかくの美しい景色も半減してしまいます。
できれば気持ちよく晴れた春〜早秋の間に乗りたいですね。